さかな食堂

近況報告です。なんか作ったりどっか行ったりしたことを書ければいいなぁ。

記憶とかについて

高校以前の自分、中でも中学時代の自分というものが思い出せないということに最近気づきました。仲が良かった友達の顔や性格や言葉は結構覚えてるんですが。

人は自分を守るために嫌な記憶を消してしまうこともあるそうですが、そういうものが働いてるんだろうなと思います。ただ、思い出せないだけであって、きっと記憶のどこかには残ってるんだろうと思います。今思い出してしまったら自分がぶれて不安定になってしまうだろうなぁとは感じていて、つまり思い出したくない、本気で思い出そうとしてないだけなんだろうなと。そこまで出かかってる感じはあるのです。

 

そんなことを考えていたら、わかりやすく、その頃の自分をちょっとだけ夢に見ました。面白がって、調子乗りで、余計なことばかり言って後悔する感じが生々しくて、懐かしむどころか、今すぐにでもあの頃に立ち戻ってしまいそうにすら感じて怖かったです。

あの頃の自分と今の自分に明確な境界線なんて何もないんだと感じました。ただ経過した時間と、その間に感じたり考えたり見たり聞いたりしたいろんなことがあるだけです。いつだってそうなはずなんですが、地続きなんだと改めて思うと、不安で逃げ出したくなりますね。

 

最近は専ら、無意識に自分を区分分けするのに精を出しているようで、分けてはがっかりして落ち込み、また分けては怒りが湧き、判断を改めたり境界線を反復横跳びでまたいだりして、あっちこっちと落ち着かず、そんな自分が至極面倒くさいです。

どっちが上でどっちが下かとか、嫌ったのはどっちだとか、そんな明確な答えの出ないことをはっきりさせようとせっせと理屈をこねまわす辺り、自分は本当に成長しないなと呆れます。

ともすれば個人を見るのを忘れてしまうのは疲れている故なのかもしれませんが、それでまた調子に乗って失礼なことばかりして、誠意のない態度を取って後悔するくらいなら、疲れ果ててしまった方がいいような気がしています。常々、自分は疲れているくらいが一番いいと感じています。

 

旅に出たい。ここから消え去って、誰も知ってる人のいない、どこか全然違う場所に行きたいです。投げやりだなぁと思います。